カミソリ負けを防ぐコツ

カミソリ負けとは

カミソリ負けとはウェットシェービングで体毛を剃る際に、体毛と共に必要以上の皮膚を剃り落としてしまい、 肌に『ヒリヒリした状態・出血・かゆみ』などの炎症を起こすことです。
カミソリ倶楽部では体毛の中でも特に目立つ箇所にある『髭』を対象として、カミソリ負けの原因や対策をご紹介いたします。

カミソリ負けはなぜ起こるのか?

カミソリ負けの原因は沢山ありますが、代表的な原因として...
1. 髭の剃り方と手順 2. 疲れや脱水症状からくる肌のコンディション 3. カミソリのホルダーの問題 4. 元々の肌質 が考えられます。
『1.』『2.』は自分自身で対策を考え、正しい髭剃りを行う事でカミソリ負けを回避する事ができますが、『4.』に関しては通常のカミソリ負けの原因以外の肌の問題も考えられるためきちんとした医師のアドバイスが必要となります。

このページでは『1.髭の剃り方と手順』を中心にカミソリ負けしない、正しい髭の剃り方を詳しく解説して行きます。カミソリ負けを恐れてウェットシェービングを敬遠されていた方も是非お試しください。

カミソリ負けを防ぐには、髭を剃る前にまずきちんとしたプレシェーブを行う事が大切です。
髭は水分を含むと約40%膨張し、やわらかく切断されやすくなります。
水分を含んでいない髭は、銅線と同じ硬さがありどんなに新しく鋭い刃でも滑らかな切断は困難になります。
シェービングを行う際にはまず十分に髭に水分を与え、ふやかすことを意識して下さい。

さらに、カミソリ負けを軽減するポイントの1つとしてシェービングブラシの効用があります。
ブラシの役割は石鹸を泡立てるだけではありません。

・毛穴の奥の汚れを掻き出す作用
・ブラシの先端により髭の根元まで水分を与える作用
・ブラシの毛先が肌表面をマッサージし新陳代謝を高めみずみずしい肌になる作用

などがあります。

ブラシを使い顔に十分に石鹸を泡立てたら、切れ味の良い新しいカミソリ(替刃)で、まずは髭の生えている方向に沿って剃り始めます。
いきなり髭の生えている方向と逆方向に剃ると、カミソリにかかる抵抗が大きすぎ、髭と同時に皮膚までも持ち上げて剃り落としてしまいます。 切れ味の悪い刃を使用して髭を剃った場合も、同様のことが起こります。
皮脂や古い角質を適度に削る事は、新陳代謝を高め健康な肌を保つ効果があるとされていますが、必要以上に皮膚を削ってしまうと肌はダメージを受けて敏感になります。
カミソリ負けのヒリヒリや赤みや腫れは、こういった肌のダメージによって引き起こされます。
肌への負担を最小限に抑えるために必ず最初は髭の生えている方向に剃り始めてください。

もし剃り残しがあった場合は、ここで初めて『逆剃り』を行います。
もう一度顔を泡立てた後、髭の生えている方向とは逆の方向から髭を剃っていきます。

* 肌が弱い方はこの『逆剃り』を行わなければ、ほとんどの人はカミソリ負けから解放されるでしょう。しかし、ツルツルさは無いのでどうしても剃り残した感があります。

『逆剃り』する際にはカミソリを持った手と反対の手で皮膚を中央に引っ張り、髭を表面に露出させるとキレイに剃ることができます。
ただしこのような剃り方は肌に負担をかけるので、できるだけ刃と皮膚が触れ合う面積を少なくするよう心がけてください。

また肌が弱い方には『逆剃り』自体が肌への負担が大きいためおすすめできませんが、『逆剃り』する刃と皮膚が触れ合う面積と回数を、できるだけ少なくすることでカミソリ負けを軽減できます。

プレシェーブの段階で、ですが私のカミソリ負け対策を紹介したいと思います。
私の肌の質は弱い方です。。。。。ちょっと引っ掻いただけで赤くなってしまうのとどちらかというと乾燥肌。 冬場は女性用の乳液をつけて保湿をしているほどです。

まずは髭を剃る前に、ベビーオイルかメンソレータムをシェービングする部分に塗り込みます。

大量につけるとその後の泡立ちが悪くなるので、薄く伸ばす感じに。
しばらくおき(3分程度)お湯で顔全体を濡らします(先ほども記述しましたが、髭に水分を与えてあげるように、手でお湯をすくい髭を浸けるイメージ)。

毛先に石けんを塗り込んだシェービングブラシで、シェービングをする髭の上で泡立てて行きます。
モコモコと泡立ってきたら、いよいよシェービングの開始。
髭の生えている方向にシェービング、もう一度ブラシで泡立て次に逆剃りの手順と移っていきます。

奇麗に深剃りが出来上がったら顔をお湯で濯ぎます。
よく濯いだら次は冷水で毛穴を引き締めます。
特にシェービング後は顔が火照っているので、赤くなるだけではなくかゆみを伴う事が僕にはあります。ですから冷水で濯ぐと赤みとかゆさが軽減されるのです。

シェービングの最後には、男なら「ピシャッ!」とアフターシェーブローションで締めくくるのですが、 肌が弱い人やカミソリ負けしてしまったような時は「痛い!」と絶叫してしまうかもしれません。

アフターシェーブローションはアルコール性が主で、肌のコンディションを整えると同時に殺菌作用があります。 そのため刺激が強く、カミソリ負けの場合や肌の弱い方にはあまりお奨めできません。

それを知ってはいますが、私はこの「ピリピリ」感が好きなので、アフターシェーブローションを使用しています。ただ肌が弱っているとき=日焼け、二日酔いの時などは乳液タイプを使用します。

次に冒頭の説明にあった『3.カミソリのホルダーの問題』についてですが、よく「ホテルに設置してあるカミソリを使用したらカミソリ負けをした」というお客様からのお話を聞きます。

これはカミソリの刃が悪いのでなくカミソリのホルダーの重さに関係があるのです。

適度な重さがあるホルダーを使用すれば、カミソリ全体の重さで髭を剃り落とすので、肌に与える圧力が必要以上にかかりません。

それに対し、軽いホルダーですとホルダーの重みではなく、手によってホルダーに伝える力が大きく、必要以上の圧力が肌にかかります。手元が安定しないため、知らず知らずに髭と一緒に必要以上の皮膚を削り落としてしまうのです。
軽いホルダーを使用する時はなるべく力を加えない事を意識するとカミソリ負けを防ぎ心地よく仕上げることができます。 また、この際も肌の弱い方への逆剃りはおすすめしません。

以上、カミソリ負けしないためのポイントをいくつかお伝えしましたが、肌のコンディションや体毛の性質は個人によってバラバラでその差も小さいとは言えません。
上記の内容をふまえて今後それぞれにあったケアの方法を追求していただき、毎日の生活で心地良い髭剃りを体験して頂けるようになれば幸いです。