MADE IN ITALYの思い入れ

ここ最近、世界的にですが鋼材などが高騰しているんです!

イタリアの工房もいつもこの高騰でアップアップしていてコストを抑えているのですが、それだけでは追いつかないのが現状なんです・・・。
30年も一緒にモノつくりをしているのですごく理解ができるのです。真鍮やその他の木材、樹脂の価格が上がり職人さんも高齢化になってと結構深刻なんです。

まっ、これってこの業界だけでなく皆さん、一緒ですよね。
そういう中で原料が上がってしまったら勿論価格も変わってしまうのです。
イタリアもうちもですがなるべくリーズナブルにして行こう!と毎朝メールでミーティングをしているのですが、たどり着くところは物価の安い外国から仕入るしか方法がない!なんですよね・・・。
他国のシェービングプロダクツの安価タイプはそのようにしてブランドロゴを印字して販売しているんだと教えてもらったのですが、でもそれってそもそも自国で製造してないし、っであれば直接物価の安い外国から購入すればもっと安価に販売できるんですよね。
カミソリ倶楽部でも既に取り扱ってますし・・・・

僕は原産国であるMADE IN ITALYが魅力的なんです。
工房と双方これからもイタリアで作る事でガンバロウ!で努力しています。
そしてこれから販売するにあたりリーズナブルな価格でご販売できる為の試行錯誤。。。

ヒゲブラシでは最高峰でもあるアナグマも年々生産者が減っておりこちらも高騰しています。
逆に考えるとありがたい事に希少価値がついてプレミアムブラシになるかなと?
(上記ブラシは台湾製)

ブラシもアナグマの次に人気のある豚毛。
アナグマ毛とは違い毛先が細くないのとコシがあるので、泡立てる時、毛が顔の上を撫でるような優しい感触が特徴です。
そして耐久性に優れています。
自分でも何度も使っていて特徴を説明できるのでこれは自信を持って販売できます。

今後のイタリアとの商品つくりについて3つの矢

1、MADE IN ITALYでつくります

2、お値段が高騰してしまうのは止むを得ないので、毛質をアナグマと豚毛とでアレンジします

3、これはいつも変わらないですが、これからもずーっと愛用品となるカミソリを丁寧に作っていきます

どうしてもMADE IN ITALYで製造したいので、若干お値段が上がってしまうのは避けられません。
原料、そしてそれを造る職人さんあってのカミソリ。
抑えられるコストは双方で抑えつつ職人さんにはきちんとした対価を支払いたい僕たちです。

何卒 ご理解をいただきたくこれからも宜しくお願い申し上げます。

この記事を書いた人

master-noriのアバター master-nori カミソリ倶楽部

カミソリ屋4代目。
幼少時代、家族旅行が刃物工場巡りで職人さんのモノ造りの素晴らしさに感銘。カミソリメーカー、ハサミメーカー、包丁、爪のニッパー屋さんと見学させて頂きました。特に印象だったのが刀鍛冶!フイゴで鉄を熱しながら叩く姿は「美」。カミソリの替刃の原料である工場見学で大きな鋼がロール状になるのにも驚きました。
髭とカミソリに関する知識ならお任せください、他、僕の趣味もアップします。

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