イタリアよりギフトに最適な新商品が入荷しました!
カミソリ倶楽部が工房にオリジナルオーダーした特注品。
最高級の穴熊毛を使用したシェービングブラシです。
シェービングブラシとは、髭剃りの時に使う石鹸を泡立てるブラシのことで、髭ブラシ、泡立てブラシなどと呼ばれることもあります。理容室で髭剃りを体験したことがある方ならすぐに思い浮かぶことでしょう。蒸しタオルでゆっくりヒゲをあたためた後は、シェービングブラシの出番です。
乾いたヒゲは銅線と同じ。水分補給が大切
乾いた状態のヒゲの一本一本は、銅と同じ硬さと言われます。そのため、乾いた状態でカミソリを使用すると刃と肌に大きな負担がかかり、俗にいう「カミソリ負け」の要因につながります。ヒゲは水分を与えてあげると約4割膨張します。シェービングの前の水分補給はスキンケアの意味でも大切です。
人の体毛は、表面の毛表皮(キューティクル)・毛皮質(コルテックス)・毛髄質(メデュラ)と主に3層に分かれており、メデュラの中には無数の空気の穴(空胞)があります。この空胞に水分を浸透させることで膨張と同時に柔らかくなって剃りやすくなります。シェービングブラシを利用すると、毛先が毛穴の奥にまで届くので、中まで水分を与える事ができます。さらに速やかに水分を浸透させるにはお湯が最適。これらの効果で、より深剃りが出来るようになるのです。
使い方のコツ。泡は顔の上で立てるもの
シェービングブラシの使い方というと、カップの中に入れた熱湯と粉石鹸を「シャカシャカッ」と泡立てるのを連想される方も多いと思います。衛生的な背景や使い勝手もあって、日本の理容室では粉石鹸を利用することが多いのですが、私たちがお奨めする方法は「自分専用の石鹸を好きなだけ顔の上で泡立てる!」です。
個人で利用する時には、丸形の固形石鹸を常にカップの中に入れておきます。これが実はトラッドなスタイルです。使う時には「カップの中で泡立てる」という意識ではなく「ブラシの毛先に石けんを塗り付ける」という意識に切り替えてください。もちろんカップの中で泡も立ってきますが、なるべく毛先に塗り付けることを意識します。そして「泡立てるのは顔の上」。好きなだけ存分に泡立ててください。
お湯で顔を濡らし(洗顔は必要ありません)頬のあたりからブラシで円を描くようにしながら動かしはじめて、だんだんと大きな円を描いていきます。そのうちにブラシの先端と肌の上から「シャワッシャワッ」と泡が立ちはじめます。この行為は「ラザーリング」とも呼ばれます。
ここで大切なことは、ブラシと肌の水分の量と石けんの量です。
水分が多すぎると、ダラダラと頬の上から首筋にかけて不快になる水滴が垂れてきます。かといって石けんの量が多いと泡立ちが悪く、硬い感じの泡が顔の上に乗り、これもまた不快になります。あとは「慣れと勘」。回数を重ねると自然にできるようになります。きめ細かい泡が顔の上で雲のように育つと、ちょっとした芸術を完成させたかのような満足感と優越感を味わうことができます。
いっしょにスキンケア洗顔もできる
時間がかかると気にされる方もいるかもしれませんが、ブラシを使うと一緒に洗顔ができるので、時短な上にブラッシングのマッサージ効果で血行も良くなり、肌の新陳代謝を高めて清潔な肌を保ちます。
また、耳裏などの箇所もブラッシングをすることで日頃手では届かない部分の洗浄も行えます。しっかりと洗うことで匂いなども軽減されることが期待されます。
洗顔する際には、まずブラシを石鹸で泡立てTゾーンを円を描きながら動かしていきます。毛先を潰さないように毛先でマッサージするように心がけます。
鼻・そして鼻周りなどの細かい箇所はブラシの先端を写真のように人差し指で潰すと使いやすいです。この方法、実はヒゲ倶楽部メンバーに教えてもらいました。
そして耳の下あたりから首回りにかけてブラシでマッサージしていきます。
泡立ちが悪くなったら石鹸をブラシに塗り込み&水分を足すと泡立ちが回復します。
後ろ部分は耳裏から下にマッサージしながら下ろしていき首回りの後ろまでブラシでマッサージします。
これも同じく円を描くように行なっています。細かい部分は鼻周りと同じく、親指や人差し指でブラシを潰して洗います。
ブラシを使ったシェービング!
楽しいひと時が始まります